自社農園で有機原料を作る(ピュール農園)

5月。気温もじわりと上がり、さっそく初夏の気配を感じ始めました。
ピュール本社工場の周りも、たくさんの草花たちが咲き始めています。

●風になびく小麦畑。
●あと数ヶ月で収穫を迎える小麦たち。
●レンゲ畑。綺麗な花を咲かせた後は、昔ながらの伝統農法(レンゲ農法)で、トラクターにより土に混ぜ込むことで美味しいお米を作るための肥料となる。
●レンゲ
●ワスレナグサ
●カタバミ
●オオイヌノフグリ

そんな、いのち息づくこの時期。今回は「ピュール農園」についてあらためてご紹介させていたければと思います。

私たちピュールは、福岡県西部・糸島半島の美しい海と大自然に囲まれた地で、九州大学との共同研究をはじめ、化粧品やヘアケア製品の製造・販売を行っています。

そんな自然豊かな地で「Effective Clean Beauty」を目指すピュールの活動の一環として、有機認定を受けた農園「ピュール農園」の運営が始まりました。
そして自社工場で作られる製品原料の一部は、実はこの「ピュール農園」で大切に育てられたものなのです。

●ピュール農園トラクター
●ホトケノザ
●実際に原料に使用される「レモングラス」。有機栽培なのですぐに雑草に囲まれてしまう。

ピュール農園は社内の有志により結成された「ピュール農園メンバー」により管理、運営が行われています。

●オフィスで業務中のピュール農園メンバー

作業のある日は、オフィスカジュアルから作業服に着替え農業スタイルに大変身!みんなで会社を抜け出して、ピュール農園で作業に勤しみます

●長靴の底に小石の存在を感じるスタッフ

有機認定の農場なので、もちろん農薬は使用できません。そのため放っておくと、すぐにたくさんの雑草が生えてしまい、原料となる植物に必要な栄養が雑草にばかり持っていかれてしまうことに。そのため定期的にピュール農園メンバーが手作業で草を刈っていきます。とても大変な作業ではありますが、普段デスクワーク業務の中で絶対に行わない作業なので、不思議と皆楽しんで草刈りに励みます。

●手作業で草を刈ってきます。
●大ベテランの2人
●草刈機の使用ができるスタッフは非常に貴重な存在です。
●有機認定を受けているピュール農園の土。とてもふかふかとしており、原料の一部は、この素晴らしい土と環境から育まれている。
●休憩中にいただくレモングラスティー。採りたてをクシャッと揉んでお湯を注ぐだけでブワッと香る、 おいしいワイルドな一杯。これも農園作業だからこその醍醐味。

ピュール農園でのひとときは、ただの農作業ではありません。
参加メンバーの一人一人が自然と向き合いながら、人の手で丁寧に育てるという、ものづくりの原点に立ち返る時間。

今の時代、製品を作るのに正直ここまで手間や面倒をかけずとも、比較的安いコストで簡単に、そして大量に効率よく作ることができます。
しかし、効率だけを追い求めるのではなく、効果とやさしさを両立させながら、
体にも環境にも優しいだけでなく、真にお客様に喜んでいただける製品をお届けしたい。
そんな「Effective Clean Beauty」という想いは、この畑の一角からも静かに、力強く育まれているのです。

まだまだ収穫量が少なく、すべての製品原料として使用できてはいませんが、今後たくさんのピュール製品への使用を目標として農園の活動を行っていきます。

肌につけるものは、体にも、心にも、環境にもやさしくありたい。
だからこそ私たちは、自分たちの手でその原点を見つめ、確かめ、未来につなげていきます。

これからも心から誇れる製品づくりを行い、自信を持った製品をお客様に提供いたします。